France Day 2
4/12 Day 2 この日もローヌの試飲会です。 Côte du Rhône, Crozes-Hermitage, Hermitageの会場EとCornas, Sait-Joseph, Saint-Pérayの会場Fがあり、それぞれをまわりました。 Day1では会場同士は同じ建物内であったため、まずは白ワインで会場をまたぎ、次に赤ワインでもう一度まわりましたが、今回は離れていたのでそれぞれの会場で完結します。 朝から電車とバスで会場の近くまで行きました。朝食も駅で買ったサンドイッチで済ませました。なんでもないサンドイッチなのだろうけど、パンもバターもとてもおいしく、ワインを開けたくなるほどです。 会場Eでは、まずはHermitageとCrozes-Hermitageの飲み比べ。 Hermitageに拠点をおくワイナリーはCrozes-Hermitage銘のワインも作ることが多いようで、ほぼどのHermitage ブースに行っても2種を飲み比べることができました。程度の差はあれど、白ワインの傾向としてはHermitageのものが還元臭が強く、今までで一番“温泉っぽさ”を感じたものもありました。Crozes-Hermitageの一部にHermitageが位置しているような地理ですが、実際にはHermitageが花崗岩ベースの砂利土壌、Crozes-Hermitageは石灰岩ベースであるらしく、このテロワールの違いにも起因しているようです。 Hermitageの特徴的なワインであるPailleを楽しみにしていましたが、残念ながら今回持ってきている生産者はいませんでした。 Day1の会場でブースを出していた生産者とも再会し、頼んでいたワインを買うことができました。 シャトルバスで次の会場Fに向かいます。 まずは発泡性ワインが特徴的なSaint-Péray。マルサンヌのスパークリングなんて初めてです。普段飲みなれているピノ・シャルドネのスパークリングとくらべると果実味は少なく、単調な味に思えましたが、アペリティフとしては優秀かもしれません。Saint-Josephの白もマルサンヌ100%が多く、ルーサンヌの補助的に使われるイメージは崩されました。シャルドネのようなクリアではない、鉱物を舐めるようなミネラル感が印象的でした。最後にシラーしか使用を認められていないCornasの赤ワイン。シラーだけ!ということで渋くて濃いのかな?と思っていましたが、エレガントで果実味とスパイシーのニュアンスのバランスも良く、とても飲み心地の良い赤ワインでした。エチケットが気に入って試した生産者は、除梗をせずに枝や皮ごと熟成させているということでした。そんな作り方もあるんですね。会場をでると参加者向けのビュッフェがあり、おいしい料理が無料で振舞われていました。パテもチーズもベーコンも、会場で出されているワインとともに楽しむことができました。 試飲会を終えて宿の近くに戻り、近辺を散策しました。ビールを片手に公園で談笑している人達。花見でもなんでもなく、違和感なくこれができるのはやはり日本ではまだまだお酒が「飲み物に選択肢のひとつ」にはなってないのでしょう。
パブに入り見たことのないビールをサーバーで飲みました。19時を過ぎても昼間のように明るいリヨンでは多くの人がパブでお酒を楽しんでいます。スーパーに入ると、ラフカディオでも入れているフランスワインが数本ありました。安い!たまたま見つけたワインショップに入ってみると、ラフカディオのように酒屋とバーが一緒になったスタイルでした。一杯飲んでみたかったけど、イベントで貸切でした。レストラン街に戻り、リヨン料理を出しているお店に入りました。どうやらリヨンは内臓系の料理が特徴のひとつらしく、またフランスらしいバターの効いたソースで、先述のビュッフェでたらふく食べた後には少しクドく感じました笑
Day3はローヌ最終日となります。翌日に備えてこの日は早めに就寝しました。
